機関誌「文協甲府」第43号
機関誌「文協甲府」の内容を一部紹介しています。
冊紙 御希望の方は事務局までお問い合わせください。
目次
*発行のことば
*副会長
*専門部から
*地区文協から
*事務局から
*あとがき
今年一年の想いを表す漢字を「節」にしました。
「節」という漢字は、竹の一つ一つの境目の「ふし」が由来となっており、「節目(ふしめ)」の「節」でもあります。
武田信虎公が甲府を開いて500年、これを甲府の歴史の区切りの「節目(ふしめ)」として、そして次の500年に向けてのスタートとして新たな甲府を創り上げていきたい、また、今年こそはコロナが収束し、ポストコロナを見据え、色々なことが動き出す「節目(ふしめ)」の一年となるよう願いを込めて、「節」にしました。
会長 樋口 雄一
発行のことば
甲府市文化協会
会長 樋口 雄一
木々の芽吹きに、寒さの中にも春の気配を感じる季節となりました。
平素より、甲府市文化協会の役員各位をはじめ、会員の皆様方におかれましては、本協会の円滑な運営並びに本市の地域文化の振興・発展に多大なご尽力をいただき、改めて深く敬意と感謝の意を表する次第であります。
新型コロナウイルスにより世の中が大きく変わる中、昨年は全国各地で緊急事態宣言が発令され、本市におきましてもまん延防止等重点措置の対象地域に指定されるなど、長期間にわたり社会経済情勢に大きく影響し、未だに終息の目途がたっておりません。
このような厳しい状況下において、明日への勇気と希望を与え、心を安らかにする文化芸術の役割は大変重要であります。本文化協会は、専門部と地区文化協会を中心に多彩な芸術・文化活動を展開し、会員相互に連携・交流を深めるとともに、市民・地域文化の向上に努めており、このコロナ禍にありましても、今日まで連綿と紡がれてきた文化の火を灯し続けております。
さて、本市は、開府500年と信玄公生誕500年と続く歴史的な節目を市民の皆様と共に祝うため、これまで「こうふ開府500年記念事業」として6年間にわたり、数々のイベントを実施してまいりましたが、昨年12月の「こうふ開府の日」イベントをもってフィナーレを迎えました。
記念事業を通じて、「こうふ」の歴史、文化、伝統、自然の素晴らしさや人と人との結びつきの深さを再認識するとともに、「故郷こうふ」に対する郷土愛の醸成が図られたものと考えております。
今後におきましても、偉大な先人達によって築き上げられた、この豊かな地域資源を更に磨き上げ、発展的で魅力的な「まち」にしていかなければならないと強く感じたところでありますので、引き続き、皆様方のお力添えを賜りますようお願いいたします。
本年も、長引くコロナ禍で、活動に大きな影響を受けておりますが、会員の皆様から寄せられました一年間の活動等をまとめた機関誌「文協甲府 第四十三号」を発行する運びとなりましたので、今後の文化活動を推進していくうえで、ご活用いただければ幸いに存じます。
結びに、新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息を願うとともに、本協会の会員の皆様のご健勝とご活躍を祈念申し上げて、発行のことばといたします。
令和4年3月1日
表紙の写真
甲府市総合市民会館
甲府市総合市民会館は、平成二年の市政施行一〇〇周年を記念して、市立甲府商業高等学校の旧校舎跡地に建てられたイベントホ-ルです。