機関誌「文協甲府」第42号

機関誌「文協甲府」第42号

機関誌「文協甲府」の内容を一部紹介しています。
冊紙 御希望の方は事務局までお問い合わせください。

文協甲府

目次

*発行のことば

*副会長

*専門部から

*地区文協から

*事務局から

*あとがき

会長写真

 今年一年の思いを表す漢字を「克(こく、かつ)」としました。
 「克」には「耐える、やり抜く、打ち勝つ」という意味があり、「克服、克明」の「克」でもあります。「人が兜をかぶり、重さに耐えて頑張るさま」をあらわし、武田信玄公も鎧を身にまとい、多くの家臣とともに数多くの困難に耐え、敵に打ち勝ちました。コロナ禍の中、皆様と力を合わせてこの難局を「克服」し、最大の敵に打ち勝ち、新たな甲府の未来に向かって前進して参りたいと思います。

会長 樋口 雄一

発行のことば

甲府市文化協会
会長 樋口 雄一

 桜の蕾も膨らみ始め、春の訪れを感じるころとなりました。
 平素より、役員各位をはじめ、会員の皆様におかれましては、文化芸術の振興と円滑な協会運営にご尽力を賜っておりますことに、深甚なる敬意と感謝の意を表する次第であります。
 昨年は、新型コロナウィルス感染症の拡大により、市民生活や経済活動に大きな影響を及ぼすとともに、様々な催事も自粛や中止となるなど、誰もが経験をしたことのない未曾有の年となりました。また、本年1月には、各地に2度目の緊急事態宣言が発令されるなど、厳しい状況が続いており、未だに終息の目途が立っておりません。
 こうした状況の中、疲弊した心に安らぎを与え、心を豊かにすることができる文化活動の役割は、大変重要であります。
 本協会は、専門部と地区文化協会が、それぞれの特色を活かしながら協力し、会員相互の交流を図るとともに、研鑽を積み重ねることで、地域文化の向上と発展に努めております。
 本年度も、会員の皆様から寄せられました「新しい生活様式を求められるコロナ禍において、今後に向けた前向きな考え方や希望」又は「努力したこと」など、一年間の状況をまとめた機関誌「文協甲府 第42号」を発行する運びとなりましたので、文化活動を推進していくうえで、ご活用いただければ幸いに存じます。
 さて本年は、「信玄公誕生500年」の記念の年であり、平成28年から5年に亘り、「こうふ開府500年記念事業」として、様々な事業を推進してきた集大成の年であります。これまでの様々な記念事業を通じて、「こうふ」の歴史や伝統、文化や人の素晴らしさを再認識するとともに、市民の皆様の「ふるさと甲府」に対するシビック・プライドを高めることができたものと考えています。
 これからも、先人たちの功績や足跡に思いを馳せ、賑わいと活力の創出につながる事業を実施してまいりたいと考えておりますので、なお一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 結びに、新型コロナウィルス感染症の一日も早い終息を願うとともに、本協会の会員皆様のご健勝とご活躍を祈念申し上げまして、発行のことばといたします。 

令和3年3月1日

表紙の写真

甲府市武田氏館跡歴史館 ~信玄ミュージアム~

 武田信虎・信玄・勝頼の武田氏三代が過ごしたゆかりの地に開館した。
 武田氏をはじめ、館に関わった人物や史跡の見所、考古資料等を紹介している。