令和6年度文化講演会を開催しました

甲府市文化協会では、会員はもとより市民の皆さまの文化意識を高め、文化芸術への理解を深め、今後の文化活動の一助としていただくため、毎年度、新年の初めに文化講演会を実施しています。

本年度につきましても、甲府の歴史・伝統文化等を知ることにより、今後の甲府市文化協会の活動へつなげることを目的に、1月31日(金)リッチダイヤモンド総合市民会館・芸術ホールにて開催しました。

オープニングは甲府市文化協会専門部舞踊部の皆様に「高砂の舞」と「下部小唄」を華やかにご披露いただきました。

講演会では、甲府市教育委員会・信玄ミュージアム前館長、佐々木満氏をお迎えし、「城下町甲府の成り立ちを探る」をテーマにお話しいただきました。甲府といえば、戦国大名・武田信玄公の本拠というイメージが強いですが、武田氏館とその城下町を含む戦国大名たらしめる本拠の建設は、その父・信虎公から始まったこと、勝頼公滅亡後の武田氏館(現・武田神社)から甲府城への移転後も、柳沢家や甲府勤番士の下で甲府のまちが発展、文化的な繁栄もみたこと等お話しいただきました。最後に、歴史を活かしたまちづくりに取り組む、日本各地の事例もご紹介ただきました。昨年度の講演会テーマも、私たち一人一人がどのように地域社会と関わっていくかを考える機会となりましたが、今年度の講演会におきましても、地域社会にどのように関わり、盛り上げていくか…という問いかけで幕が下りました。

多くの方にご来場いただきました。誠にありがとうございました。